第10回大会は終了いたしました。
選手、関係者の皆様ありがとうございました。

審査結果発表!


第10回大会の絵葉書を販売しています。


カテゴリー「過去の大会」の一覧

第9回全国高等学校版画選手権大会

初戦結果 2009年


本戦出場校


学校名 都道府県 出場回数
北海道札幌新川高等学校 北海道
青森県立弘前実業高等学校 青森県
新潟県立相川高等学校 新潟県
神奈川県立上溝南高等学校 神奈川県
千葉黎明高等学校 千葉県
静岡県立伊東高等学校 城ヶ崎分校 静岡県
静岡県立浜松江之島高等学校 静岡県
大阪信愛女学院高等学校 大阪府
大阪市立第二工芸高等学校 大阪府
広島市立安佐北高等学校 広島県
島根県立大社高等学校 島根県
島根県立出雲商業高等学校 島根県
高知学芸高等学校 高知県
佐賀県立鳥栖高等学校 佐賀県

個人賞

賞名 学校名 氏名 学年
新潟日報社賞 広島県立福山葦陽高等学校 山本 真也 1年
NHK新潟放送局賞 大阪信愛女学院高等学校 中村 芽依 2年
BSN新潟放送賞 茨城県立下館第二高等学校 小島 千枝里 1年
NST新潟総合テレビ賞 高知学芸高等学校 澤村 弥月 2年
Tenyテレビ新潟賞 岩手県立盛岡第一高等学校 千葉 成美 2年
UX新潟テレビ21賞 兵庫県立香寺高等学校 奥野 都 2年
審査員特別賞 福井県立藤島高等学校 小林 知広 2年
審査員特別賞 島根県立安来高等学校 井上 沙耶 2年
審査員特別賞 岩手県立盛岡第一高等学校 八重樫 直子 2年

第9回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2009年

審査総評

第9回全国高等学校版画選手権大会も無事終了し、熱気に溢れる本戦も3月23日を持って終りました。3日間の夜を徹する制作のエネルギーは、参加者全員に伝る物でした。
予選では、全国18道府県32校、378点の応募があり、その中から選ばれた14校はさすがにチームワークと、制作工程に優れたチームだと思いました。

今回のテーマは「佐渡の風景と歴史」、前回の「美しい佐渡と人間」より具体的なもので、表現しやすいテーマです。前回の「現場での生身で触れた感動をそのまま作品化する。」との目的においては制作がしやすかったのではないかと思います。
今回の14校の作品を見た時に、まず最初に感じた事は、どこか8回までの作品を参考にしたり、又は、佐渡の観光案内に影響された作品が多く見られた事です。

もっと佐渡の自然に触れ、佐渡の文化や歴史を感じ制作された物があっても良いのではないかと思いました。そんな中、今回の文部科学大臣賞、島根県立出雲商業高等学校「時の贈りもの」は、独自性を持ったすばらしい作品だと思いました。現代社会の情報は、とかくバァーチャル化され、デザイン化されております。もっと自然を観てすなおに感動し表現できたらと願っております。

人間の表現は、それぞれの心の中に生まれた感動を、あらゆる技術を使って手で作ると言う行為ではないでしょうか。日本の言葉は、発音だけではなかなか難しい物があり又、多くの意味を持っております。例えば、「そうぞう」と言う言葉です。漢字で書きますと「想像」、「創造」です。「想像」を英語にするとイメージです。「創造」は、クリェーティブです。イメージで物を表現しょうと思えば、バァーチャル化やデザイン化しざるをえません。クリエーティブとは、問題点や難問を解決しながら、前向きに物を造って行く事なのです。

まさに「はんが甲子園」がそんな場なのです。地球の自然の美しさに感動し人々が表現して行ければこんな幸福な事はありません。

文部科学大臣賞

「時の贈りもの」
島根県立出雲商業高等学校
09-01s
【審査員評】
今回の作品の中で群を抜いて構成力のある作品でした。
全体に白黒で制作されておりますが、薄墨と黒と何版かの版を使いそのバランスがとても良くできております。
空、金山、海の表現が、それぞれ、魚眼レンズで見たような表現で、まるで佐渡の海から魚が「はんが甲子園」を見に来ているように思いました。この作品には、木版画の独特のマチェールが大きな画面一杯に広がっております。つい色々な絵具がありますと使いたくなってしまい、画面全体のバランスを崩してしまいますが、そのような事もなく、予選、選考作品の良さが生かされたとても優れた作品です。

中小企業庁長官賞

「トキの鐘 佐渡に響け」
広島市立安佐北高等学校
09-02s
【審査員評】
佐渡の代表的な風物を巧みに組み合わせ、大胆で躍動的な構図に圧倒されます。
希望に満ちた鐘の音が響いてくる様です。下絵を作る段階でかなりの試行錯誤があったのではないでしょか。構成力がすばらしいと思います。技術的にも暖色から寒色へのグラデーションが美しく、ダイナミックな構図をいっそう盛り上げています。計画的に制作された秀作だと思います。

新潟県知事賞

「春よ止まれ。光、宿根木に満つ。」
青森県立弘前実業高等学校
09-03s
【審査員評】
佐渡の南部、小木の宿根木の春の情景が表現された作品である。
厳しかった冬からやっと春が訪れ、人々が農業や漁業の作業に活動を始める頃になった。集落の建物をデフォルメしてモノトーンで色彩を抑え、それとは反対にシャボン玉や橋にはあでやかな色彩が配置されている。
春を惜しみ、千石船の里として狂時のにぎわいへの思いが伝わってくる気がする。
画面に残された白の余白がそれらの効果を引き立たせていて、素晴らしい作品である。

佐渡市長賞

「今に生きる宿根木」
静岡県立浜松江之島高等学校
09-04s
【審査員評】
取材で佐渡を回った時に、とても印象的な家並だったのではないでしょうか。
屋根の杉板の上に置かれた丸石はまるで現代美術のオブジェを思わせるようです。感動がストレートに伝わってきます。丸石の置かれた屋根と縦縞の簾との対比がおもしろく、構成上うまく響きあっています。色彩は派手ではありませんが、シンプルで明解なところがかえって良く、他校にはない作品に仕上がっています。

佐渡版画村賞

「今のむかし」
神奈川県立上溝南高等学校
09-05s
【審査員評】
右下のマンホールのフタと思われる所に描かれたタライ舟の図を見なければどこかわからない位、一見どこにでもある景色である。
しかし左側の塀の曲線に対し、右塀の直線、真中の道路は平行線、それを打ち破るかのように円の中のタライ舟、更には色彩をおさえ路地を歩く猫、なにもかも計算されつくされた作品である。
やわらかな光につつまれ吹く風、人の会話や鳥のさえずりまでが画面の外からみえてきそうな作品になっている。

審査員奨励賞

「先人からの贈り物」
北海道札幌新川高等学校
09-06s
「初夏のかおり」
新潟県立相川高等学校
09-07s
「佐渡オールスターズ」
千葉黎明高等学校
09-08s
「歴史の鎚音」
静岡県立伊東高等学校 城ヶ崎分校
09-09s
「佐渡に咲く朱鷺の舞い道遊の華」
大阪信愛女学院高等学校
09-10s
「城門突破のトキ、日蓮佐渡に渡る」
大阪市立第二工芸高等学校
09-11s
「未来につなぐ佐渡の道」
島根県立大社高等学校
09-12s
高知学芸高等学校
「先人たちの遺産」
09-13s
「佐渡詰め合わせ」
佐賀県立鳥栖高等学校
09-14s

第8回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2008年

審査総評

全国高等学校版画選手権大会も8回を迎えた。前回、ややもすれば概念的な作品が散見されたのを機会に、もっと現場での生身で触れた感動をそのまま作品にしてもらえるようにとの配慮を込めて、今回は主催者側から“美しい佐渡と人間”というテーマが提示されての本戦となった。

取材当日は全島よく晴れて暖かく清々しい光が満ちあふれていて、取材途上で期せずに出会った朝の風景―朝採りの収穫をエプロンで運ぶ土地の婦人の「ホラ見てご覧なさい、こんなに」とでも会話したであろう、なにげないシーンが描かれた作品がある。また残雪の金北山を背景に満面に笑みを浮かべた老婦が、素直にしかも堂々と作品化されたものもある。いずれも瑞々しい感性で捉えられたまさに現場からの感動が結実したような作品で、これまでになかったものである。スナップ的ではあるがこうした気負わない作品は、固さの目立ったはんが甲子園に良い意味での風穴を空けるものとなるだろうと思われた。なお、今回の受賞校の大半がこれまでは賞からはずれていた学校であることを考え合わせると、はんが甲子園に新しい局面が拓けてきたようで、これもうれしいことであった。

実質三日間の、取材から摺り上がりに至る制作に費やされた時間は、参加した生徒さんはもちろん監督の先生も含めて、この佐渡でかけがえのない経験をされたことと思う。取材から構想、彫り、摺りと、チームとしての共同作業は、参加されたすべての学校に等しく貴重な経験をもたらしたものと思われる。これらがなにものにも代え難い宝物として、これからの生活に意味をなすことを願って止まない。

最後に、大会を支えてこられた相川町商工会の方々、また共催や後援をして下さった多くの方達の善意とご苦労に心から敬意を表して、総評としたい。

文部科学大臣賞

「佐渡を舞う」
佐賀県立鳥栖工業高等学校
08-01s
【審査員評】
まず画面を領する圧倒的で骨太の黒の色調が眼に飛び込んできて、荒々しい太鼓の音と演者の足音までが聞こえてくるようである。その黒の画線の奥に見え隠れする朱や橙や黄は、決して当てずっぽうに彫られた形ではないが、彫り残しの和紙の白さと相まって画面に活力と動勢を与え、通奏低音のごとく効果的である。構成力もすばらしいが、縦横に引かれた黒い線に濃淡二色の墨を使い分けているのも、奥行きと複雑さを画面に引き入れて歴史的で勇壮な鬼太鼓のシーンをよく伝えている。なお、よく見ると残雪の金北山を背後にした五重の塔も、岩に打ち寄せる荒波もちゃんと描き添えられていて、まさに佐渡での取材が生かされているのが見えてくる。男子三人のチームの心意気が感じられる秀作である。

中小企業庁長官賞

「佐渡二日目の朝」
神奈川県立弥栄東西高等学校
08-02s
【審査員評】
二日目の朝とは渡島二日目、取材の日の朝のことである。よく晴れて心地よい春の陽が降り注いでいる中、期せずして朝採りのふきのとうと行者にんにくをエプロンに入れて運んでくる農婦と出合った。春の恵みである。後ろには白い犬がこれも柔らかな光を浴びている。
なにげない日常の朝の一コマ。出会いの感動がそのまま素直に作品となった良さがこの絵にはある。春の匂いや光の透明感がそのまま視覚化されていて観るものをなごませてくれる。農婦の、土と共に生きる強そうな手も印象深い。
主題を大きく中心に据えた構図もさることながら、この作品にはわが国の水性木版画の良さも存分に味わわせる工夫もある。エプロンや犬に和紙特有のやわらかく温もりのある、そしてやさしげな表情が生かされてもいるからだ。

新潟県知事賞

「水上輪よ、永遠に」
青森県立弘前実業高等学校
08-03s
【審査員評】
水上輪とは、いまは廃坑になって使われなくなったが、坑道に溜まった水を汲み上げる螺旋状の羽根をもった道具のことをいうようだ。坑夫の命綱ともなるその水上輪と地鎮にまつわるムカデの伝説が、若者たちの心にどのように響いたのだろう。この二つが細い糸で絡み合わされているように描かれている。
ここで注目したいのは、地と人の命を象徴するような赤が全体を覆う中、ムカデと水上輪を造るか修理する男を陰陽の関係に置くように、ムカデを黒に男を控えめな色彩で描いていることだ。それによって画面に幻想的とでもいえそうな奥行きと、同時に深い意味性を与えた。訴求力のある作品である。

佐渡市長賞

「春の彩(いろ)」
静岡県立伊東高等学校城ヶ崎分校
08-04s
【審査員評】
取材の日にたまたま出合った土地のおばあちゃんだろうか、満面に和やかな笑みを浮かべて何かを話しかけてくるようだ。その笑顔がすばらしい。明るい春の光の中での、誰もがほっとさせられるそして思わず心なごませられてしまう身近な情景である。
春の温もりを感じさせる着衣の色彩、残雪の山を背にした顔の蔭と陽の当たったところの作り分けがうまいし、山に残る雪と姉さんかぶりの手ぬぐいに和紙の肌が巧みに使われている。和紙は木版画では立派な色なのである。セーターの下部はその辺りの家の佇まいででもあろうか、状況が示唆されているのも心憎い。
なによりもここには、日常そのものの中にこそ私たちが眼を止めなくてはならない大切なものが潜んでいる、とでもいっているような、そんなことを教えられる作品となっているのがすばらしい。

佐渡版画村賞

「佐渡を想って・・・」
高知学芸高等学校
08-05s
【審査員評】
帽子をかぶった男性の後向きの姿、何を語りたいのだろうかなぜか憂を感じさせる。
以前にも国仲平野より金北山をモチーフにした佳作があったがこのような作風がこの学校の特色になっているように思える。
人物以外誇張されたものが描かれてないのに何故か印象に残る作品である。
静かに春を向かえる佐渡の情景が伝わってくるのは前景の湖面、山並の色彩の変化を巧みに使いわけ残雪と人物の陰刻摺りによる柔らかな処理によるものですばらしい作品に仕上がっている。
難をいえば湖面の丸刃での処理と竹竿の白の残し方にもう少し気配りがあった方がより良くなったと思われる。

審査員奨励賞

「歴史を紡ぎ花開く佐渡」
秋田県立増田高等学校
08-06s
【審査員評】
取材で得られたたくさんの佐渡の風物を巧みに組み合わせ、地面からうねり立ち昇るようなダイナミックで動きのある構図は、大変上手にまとめ上げられている。
ブースの壁に貼ってあった主版を黒で摺った作品は、紙の白と摺られた黒との配分も申し分なく、コントラストの美しい素晴らしい作品だった。
しかし、最終的には主版はブルーグレイで摺られ、しかも水分量が多い絵の具だったため水っぽくなり、にじみや色引けを起こして、全体に弱い印象の作品になってしまったのはいかにも残念だ。木版の彫りのおもしろさもあるし、構図も良いので、今一度、色と絵の具の濃度を研究し、紙色とのコントラストに留意して摺り直したらとても良い作品になるだろう。
「三人の思い」
新潟県立相川高等学校
08-07s
【審査員評】
佐渡相川に関する民話や魚、岩、タライ船等をモチーフに地元ならではの特点を生かし他校にはない作品に仕上がっている。
現代の若者らしくコミカルにアレンジし、色もピンク、ブルー、黒を強調し鮮やかに力強く感じます。
ただ欲を言えばそれぞれのモチーフを強調しすぎて、お互いの存在が打ち消されてしまった感じがする。
描きたいものを1つに焦点をしぼり前面に出しながら表現した方がより良かったと思う。
「佐渡に生きる」
静岡県立浜松江之島高等学校
08-08s
【審査員評】
取材に行って一番印象的だった海をメインモチーフにして、その中に佐渡の 芸能や家並みなどが波間に織り込まれている。作品全体はエメラルドグリーンの海の色、黄色のバックに燦々と輝く太陽の赤で出来ており、シンプルで明快な作品だ。
海が一番印象に残っただけあって、渦巻き押し寄せるような海の表情は、木版の彫りの特質を生かして良く表現されている。空に舞う花のしずくに海の色を使い、海の中に空の色と同じ黄色い花を配することで色面の分離を回避し、色も響き合っている。
ただ、波間にあれもこれもと佐渡の風物を入れ混み過ぎたせいで、かえって言いたいことが散漫になり、テーマがまとまりきらなかった印象なのが残念。
「佐渡!」
大阪府立港南造形高等学校
08-09s
【審査員評】
佐渡の地形の中に、佐渡の芸能や風景を閉じ込めたいわゆる「だまし絵」の手法で創られた作品。取材した鬼太鼓の踊り手や漁師、たらい船を漕ぐ女性や金山などが巧みに地形の形の中に、パズルのように当てはめられている。
しかし、そのパズルに夢中になるがあまり、バックの海の表現がいささか幼稚になり、木版の彫りや摺りを生かした中央部分に比べ、いかにも力をぬいてしまった印象は否めない。
作品全体の統一感と、中央の佐渡の地形を生かすバックのあり方を再考すれば、尚一層良い作品になるだろう。
「照らすでぇ!さあ、どう!?」
大阪市立第二工芸高等学校
08-10s
【審査員評】
終了時間2時間前に拝見した時はパステルトーンの柔らかい色調が美しい作品だった。
しかし、最終的に主版でのせた黒は大変強い黒で、しかも厚盛りの絵の具だったため、それまでの淡くてロマンティックな画面を、一挙に黒く覆い尽くしてしまい、もったいないことをした。
更に空のブルーの上にサーチライトの黄色がタイトルの示すとおり「さあ、どうだ」と言わんばかりにのっているので、益々下に置いた色とちぐはぐなものになってしまった。
主版の黒をチャコールグレイにし、絵の具の分量を加減してのせ、サーチライト部分は空を彫り抜き、透明感を感じる摺りにすることで相当印象が変わると思われる。
「人の輝き、佐渡の光」
兵庫県立香寺高等学校
08-11s
【審査員評】
“美しい佐渡と人間”、というテーマに真っ正面から取り組んだ熱意は高く評価したい。強い色彩の突き合わせによって迫力ある画面となっている。漁網につける浮き玉と銀山の割戸、そこにかぶさるように描かれた巻貝はアンモナイトででもあろうか、それらが海を背にがっちりと組み合っている。
たぶんそこには巻貝に象徴される、それはヨーロッパのイコノグラフィー(図像学)から学んだものであろうが、時間の推移によるたとえば歴史の移り変わりとでもいったものが意図されているのであろう。しかし残念なことに三つの構成がその配色も含めて等価に拮抗しすぎていて、見えてくるものが見えないというもどかしさがある。三者に主従の関係を与えて構成することも考えていいし、また補色関係の色彩も、色価という観点から見直すことができたらもっと違ったユニークなものになったと思われる。
「響け」
島根県立安来高等学校
08-12s
【審査員評】
春先のやわらかくそしてしぶい色調にまとめられた、水性顔料と和紙の美しさが引き立つ、木版画の良さが際立った落ち着いた作品である。鐘楼を中心にそこから上方へ、いまは廃坑となった佐渡金山の佇まいが静かに伸び上がってゆく。てっぺんは道遊の割戸、歴史の中で埋もれてしまうそれらに銅鐘の音が鳴り響く。画面を走る青い線はその鐘の余韻でもあるのだろう。
響け、と題した心のうちには、なにものも埋もれていってしまう時間の経緯に対する、鎮魂歌とでもいった気持ちが流れていたのだろうと想像する。深い内容を伴った思いの濃い作品であるが、動きのある構成にもかかわらず全体におとなしく、訴えるものが引いてしまったきらいがある。前年の作品の続編ともいえる構成と色調であるが、それに引きずられて精彩を欠いたという印象がして残念である。
「望月の夜~満ちる光を銀の国と共に~」
島根県立大田高等学校
08-13s
【審査員評】
制作者の皆さんの住んでいる地域にある石見銀山と佐渡金山の両方に想いを馳せ、両者を繋げたいということで創った作品だそうだ。
取材当日の美しい満月の光に向かって上っていくのは、トロッコと鉱山のトンネルであろうか。
バックには淡いブルーで歯車が配され、画面の下方ひは佐渡の屋根瓦と白い花。全体に女性らしい感性で、男っぽい金山銀山というモチーフを「銀河鉄道999」を思い起こさせるようなファンタジックな作品に仕上げている。
ただ、タイトルにもある「銀の国と共に」の意図がどのようなことなのか、今ひとつ伝わってこないのが残念だ。バックの歯車などが逆にそれを分かりにくくさせているのかもしれない。
「佐渡のエネルギー,ぴょん」
鳥取県立倉吉東高等学校
08-14s
【審査員評】
海に囲まれた岸壁に佐渡おけさの所作をちりばめたものであろう。所作の典型としての人型が大小、手前から上方へ昇天してゆくように描かれてゆく。よく見ると島の人々の生活の様子がところどころにはめ込まれるように配され、佐渡島も右上に白抜きで描かれている。
しかし全体は混然としている。踊り手の所作も少し吟味が足りないようだし、生活を描いた断片も岩肌かの強い色彩に埋没してしまってはっきりとは見えてこない。一つのパターンを大小、繰り返し配置してリズムと遠近感を出そうとのアイデアは面白いが、また彫板の努力はなかなかのものだが、効果が上がらなかったというのが正直なところである。

第7回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果  2007年

審査総評

はんが甲子園も7回を迎えて、いよいよこの催しが地に着いてきた感が強い。粒ぞろいの優れた作品群がそれを雄弁に語っているといえよう。
しかしその陰で、慣れというか概念的な作品も垣間見られたのは、長い歴史を持つはんが甲子園の当然のゆるみとも受け取れた。
この催しのまったく他に例を見ない特徴は、佐渡の地に身を置いて触れる風物・芸能・民話に触発された若い感性を、版を通して、しかも時間の制約の中で協力し合って一つの造形に結実させるところにある。つまり初めて接したものに反応したみずみずしい感動が制作の羅針盤にならなければならないのに、慣れや情報過多の中で形骸化、類型化してしまうのは残念なことである。
とはいえ実質三日間の共同制作は、生徒達や先生にまたとない体験をさせたことでしょう。この体験こそ参加者全ての中に輝く宝物になるに違いない。
入賞した作品は、いづれも佐渡の風物・芸能・民話を巧みに造形の言葉に置き換え、それぞれに版画ならではの詩に結実させ得たものであった。

文部科学大臣賞

「いま、史を渡る」
島根県立安来高等学校
07-01s
【審査員評】
一目で誠実な作品とわかる。ていねいな彫りと水性顔料、和紙刷りのしっとりとした発色が美しい。木版画の良さを十分に納得させる作品である。
かつて盛んに鉱石を運んだであろうトロッコは錆びついて、廃屋も昔の栄華を語るばかり、よく見るとその廃屋に重なって植物の根が縦横に張ってきて、過ぎ去った時の流れを感じさせている。
湾曲した海岸と道遊の割戸、トロッコの線路は天にのびて、いまは静かになった歴史に感動を添えていて、この作品をまだ終わらない現代の物語に仕立て上げている。秀逸な作品である。

新潟県知事賞

「海の幸せ」
新潟県立佐渡総合高等学校
07-02s
【審査員評】
どこか大らかで骨太の構成が素晴らしい。
佐渡の日常に見られる海の幸の風物がテーマだが、黄・紅・青の三原色と和紙の生地を生かした色彩の配分が功を奏している。
単純にして力強い、ストレートな唱い上げ方が心地よいのである。カニの周囲に散在させた紅の彫り残しも雰囲気を掻き立てるのに役立っている。賑わいのある海の幸せの一点である。

佐渡市長賞

「佐渡鶴女房 夕鶴」
大阪信愛女学院高等学校
07-03s
【審査員評】
まず織機を正面からとらえ、そこに体をよじった主題の鶴を大きく組み合わせ、図面にダイナミズムを生み出させた力量に拍手を送りたい。
よく見ると、織機の鶴と重なる部分の色が変えられていたり、織られた布が輝くように刷られていたり、羽根に細かな細工が見られたりと、随所に繊細で丁寧な彫り・刷りと工夫が見られて、佐渡の民話がすばらしい作品になった。

佐渡版画村賞

「佐渡の春駒」
北海道札幌平岸高等学校
07-04s
【審査員評】
佐渡の民俗芸能・春駒に取材した作品。
春駒にまたがる顔のゆがんだ主役のシテを画面いっぱいに、お囃子のワキは右下にやや小さめに描く。そうしたデザイン性の勝った構成は、しかし嫌味がなく主題を浮かび上がらせて良い作品になった。
惜しむらくは、背景の屋根にこの地方に見られる釉薬のかかった黒い瓦を描き入れて欲しかった。観察はもう少し丁寧であって欲しい。
「古木の哀歌」
広島県立福山葦陽高等学校
07-05s
【審査員評】
椿の古木と石地蔵を描いていて暗鬱なこの地方の浅い春の情景と雰囲気を良く伝えている。
決して上手とはいえない未熟な技量と構成ではあるが、若者のまっすぐな造形への意識と感動が伝わってくる好作品である。
取材の当日の小雨の中の寒い一日の様子が正直に絵に現われていて、気持が伝わってきてほほえましい。古木の幹にも夜空の星にも工夫が見られる。

審査員奨励賞

「ときのきせき」
青森県立青森戸山高等学校
07-06s
「佐渡金山 夢のあと」
青森県立弘前高等学校
07-07s
「佐渡、春乱舞」
青森県立弘前中央高等学校
07-08s
「翔(かける)」
静岡県立伊東高等学校 城ヶ崎分校
07-09s
「洗濯日和」
兵庫県立香寺高等学校
07-10s
「今こそ 翔ばたくトキ」
島根県立大田高等学校
07-11s
「朱鷺が舞うトキ」
山口県立防府商業高等学校
07-12s
「千石船情話」
佐賀県立鳥栖商業高等学校
07-13s
「セイナゴ釣り」
沖縄県立那覇高等学校
07-14s

まず織機を正面からとらえ、そこに体をよじった主題の鶴を大きく組み合わせ、図面にダイナミズムを生み出させた力量に拍手を送りたい。

よく見ると、織機の鶴と重なる部分の色が変えられていたり、織られた布が輝くように刷られていたり、羽根に細かな細工が見られたりと、随所に繊細で丁寧な彫り・刷りと工夫が見られて、佐渡の民話がすばらしい作品になった。

第6回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2006年

審査総評

実質三日間という短い時間に、それも三人によるチーム作業でここまでの完成度をもった、しかもいづれも佐渡の地の特質を捉えた作品が出来たということにまず驚かされ、感心した。いづれも若々しくすばらしい出来栄えであった。
そしてこれらの成果は、版画という日本人の体質、感覚によくあった表現方法なのだと、改めて思い至った次第である。

新潟県知事賞

「風彩」(かぜいろ)
静岡県立伊東城ヶ崎高等学校
06-01s
【審査員評】
まず目を引くのは画面全体がかもし出す斬新さである。会場から眺めた佐渡金山の割戸を描いているが、「風彩」と題されている通り作品は単なる風景にとどまらない。
空、山、裾野、海といわば佐渡の地を大きな視点からつかまえ、そこに吹き渡る風に豊穣な色彩を与えたという若々しい作品である。黒色の主版を単なるものの輪郭を作るということから開放し、ここでは色面と質を同じにして、悠々とまた生々と画面に躍動感を与えていることに、またそれだからこそ色彩がちょうどステンドグラスのように輝きをもって輝いてくる、そうした技術的なところにも注目したい。

佐渡市長賞

「春咲く心優しき佐渡の朝市」
青森県立弘前中央高等学校
06-02s
【審査員評】
取材の日の朝に出会った相川の朝市がテーマだが、明るく健康そうなおばあさんの顏が印象的である。二人の顔を遠近法を逆にしたように描く表現が効を奏している。
墨線がものの形を決めるという従来のやり方をとっているが、二人の女性の表情を大まかに明暗二色に整えた表現が全体の雰囲気を決めている。
色彩も豊かで朝市の活気が伝わってくるようである。朱鷺も嬉しそうに飛んでいる

佐渡版画村賞

「いたずらとんちぼ」
神奈川県立弥栄東高等学校
06-03s
【審査員評】
まず作品のダイナミズムを評価したい。赤い鳥居を斜め下から仰ぎ見る構図で、しかも一番手前の鳥居は左上を断ち切っている。若者らしい構成の躍動感がすばらしい。
陽刻した黒の線と左の笹やぶが陰刻した白線との対比も冒険だがなかなかうまく収まって画面に変化を与えている
「おけさ心の佐渡の月」
大阪信愛女学院高等学校
06-04s
【審査員評】
全体に明るく華やかな色彩があふれて、踊りのもつ動きとともに、生き生きとした作品になっている。前を向く踊り手と後ろ向きの踊り手を向き合わせた構成が、ともすると単調になりやすい情景に緊張感を与えていることも見逃せない。ここにも朱鷺が舞っている。
「時空を超えて~世界遺産への始動~」
島根県立安来高等学校
06-05s
【審査員評】
はばたく朱鷺が中央に描かれているが、この作品のテーマはこの朱鷺だけではない。よく見ると下方に割戸があり海があり、左上には金山の廃屋に花が咲いている。ときは時空(とき)に通じて巡る時間に生成と消滅が描かれ、世界遺産申請への夢が明るく表現されている。

審査員奨励賞

「春の響きが聴こえてくるよ」
北海道札幌平岸高等学校
06-06s
【審査員評】
老舗の造り酒屋と桜の古木に鬼太鼓を絡ませた構図は、いまも脈々と息づく歴史と伝統の重みを感じさせます。また、その老舗を支える女将さんが、春の訪れとともにやってきた作者たちを歓待してくれた様子がほのぼのとユーモラスに表現されており、見る側にも暖かな感動を呼び起こします。
「朱鷺旋風(ときかぜ)〜佐渡憧憬〜」
青森県立弘前高等学校
06-07s
【審査員評】
佐渡の春風に乗って舞い飛ぶ朱鷺を、墨の線の動きを生かして力強く表現しています。バックに配した椿の花と春らしい暖かい色彩が生命の息吹を感じさせ、新たな季節への期待に満ちた躍動感溢れる作品に仕上がっています。
「’06佐渡の愛」
青森県立弘前工業高等学校
06-08s
【審査員評】
時間の流れとともに風化した道祖神にみずみずしい青竹という、対照的な質感のモチーフが大変印象的な作品です。静かにときを重ねた道祖神と、若々しい青竹とがよく調和し、透明感のある画面に仕上がっており、生命への深い愛情が感じ取れます。
「記念切手 廃墟で降る光を見た」
新潟県立新潟南高等学校
06-09s
【審査員評】
佐渡の廃墟を記念切手風にアレンジし、画面上にも佐渡の金山を思い起こさせる金箔を振るなどさまざまな工夫を施して、ノスタルジックな中にも新鮮な感動を呼び起こす作品に仕上がっています。この作品は、佐渡の風土と歴史に触れた思い出の「記念切手」として、心に深く刻まれることと思います。
「佐渡金山の詩」
新潟県立佐渡総合高等学校
06-10s
【審査員評】
かつての金山での過酷な労働を、ひとびとの生き生きとした動きや表情で多彩かつ細やかに捉えることで、当時の活気がじかに伝わってくるような生命力溢れる画面構成になっています。力強い画面を通して、豊かな自然に育まれた作者たちの、郷土への限りない感謝と愛情が伝わってきます。
「梨の木地蔵~感謝のこころいつまでも~」
静岡県立浜松江之島高等学校
06-11s
【審査員評】
さまざまな角度からとらえた地蔵を効果的に配し、ダイナミックな構図と赤を効かせた配色でリズミカルに表現されています。ひとつひとつ丁寧に彫られた地蔵の穏やかな表情が、佐渡の自然と生命への深い感謝の気持ちをよく表しています。
「佐渡の美しい水と酒と心」
兵庫香寺高等学校
06-12s
【審査員評】
歴史を重ねた造り酒屋とその伝統を守る杜氏、佐渡が誇る美しい水と美味しい米が互いに響き合って、ひとつの画面に大胆に生き生きと構成されています。光をうまく捉えた色面と力強い墨の線からは、佐渡の心意気が伝わってくるようです。
「うけつがれていく時間」
島根県立大田高等学校
06-13s
【審査員評】
佐渡の伝統的な家屋を眺める椿の木と二羽の鳥。その静かなたたずまいのなかに、豊かで奥深い時間の流れを感じさせます。地元の歴史的建造物との違いに感銘を受け、このモチーフを選んだのでしょう。その新鮮な感動と敬意が感じられ、大変好感の持てる作品です。
「弥生 三月 相川の春」
高知県立学芸高等学校
06-14s
【審査員評】
佐渡の穏やかな春の海を、落ち着いた色面構成で捉えています。冬の荒れた海が、春の訪れとともに穏やかに凪いでいる様子がよく捉えられており、控え目な色調の中にも、これから迎える新しい季節への希望や生命の誕生を待ちわびる気持ちが伝わってきます。

第5回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2005年

新潟県知事賞

「佐渡に捧ぐ千年の春」
島根県立大社高等学校
05-01s
【審査員評】
この作品は佐渡の風景の中から「御けやき」を中心にトキと雪割草、民家の瓦屋根等を大胆にかつ美しく構成し、佐渡のイメージを捉えていました。
単に風景を切り取ってきただけの単純な表現ではなく、新鮮な驚きを持ってねらい、テーマを風景と結び付け力強い作品となっていました。

佐渡市長賞

「Our letter from Sado ’05」
新潟県立新潟南高等学校
05-02s
【審査員評】
発想がとてもユニークな作品で、これまでの大会の中でも個性のある作品のひとつだと思います。佐渡の家並みの中に、セルフポートレイトを彫刻刀の彫りあとをうまく生かし、木版画の持つ素朴な雰囲気と写真的なイメージを組み合わせ新鮮な表現にしています。

佐渡版画村賞

「願で魅るNAMI」
神奈川県立上溝南高等学校
05-03s
【審査員評】
透明感のある色調が、瑞々しさと静かな雰囲気を醸し出しています。
水面に映った光が、さわやかな希望を与えてくれます。
「佐渡 イカすやん☆」
大阪市立工芸高校
05-04s
【審査員評】
イカ釣り舟と海辺で見たイカ焼きの風景を、力強くかつユーモラスに表現しています。今にも芳ばしい匂いが漂ってきそうな作品で、画面いっぱいに佐渡への感動を詰めこんでいます。
「じんのびトロッコ輝く未来へ」
島根県立安来高等学校
05-05s
【審査員評】
廃坑にあるトロッコという題材になりにくい絵柄を、作者の目を通し、柔らかい色調で印象的な画面に仕上げています。

審査員奨励賞

「KODOが鳴る」
北海道札幌平岸高等学校
05-06s
【審査員評】
鼓童の力強さを画面いっぱいに表現した作品です。下部にデザイン的処理をした4人の人物のシルエットを配することにより、画面から音の響きが感じられます。
「 古ゑの輝き佐渡」
青森県立弘前高等学校
05-07s
【審査員評】
かつて、金山の栄えていた時の景観と郷土人形を構成した作品です。ローソクの明かりに照らされた人形はあたかも金の輝きを思わせるかのような雰囲気を感じさせます。
「’05 佐渡早春」
青森県立弘前工業高等学校
05-08s
【審査員評】
佐渡の海を岩礁の間から望む、大胆な構図で表現した作品です。海の青のグラデーション、岩肌の黒色を用いた凹版刷りの線が力強く、美しく、空間感を引き立てています。
「夏のひまわり畑」
新潟県立相川高等学校
05-09s
【審査員評】
夏の佐渡を埋め尽くすひまわりの鮮やかな黄色と海の青さの対比が美しい作品です。主版の黒の色調が、力強い生命感を現しています。
「牛小屋からこんにちは」
東海大学付属翔洋高等学校
05-10s
【審査員評】
牛小屋から覗いた佐渡の風景に作者たちも盛り込んで、ユーモラスで力強い画面に仕上がっています。重厚感のある絵肌が、作品に深みを与えていました。
「ありがとう佐渡」
静岡県立浜松江之島高等学校
05-11s
【審査員評】
能の優美さと自然の美しさを調和させ、幻想的な作品に仕上げています。華やかな色調が、佐渡の伝統文化をより印象的なものにしています。
「祈り、佐渡から」
兵庫県立香寺高等学校
05-12s
【審査員評】
自身に加え佐渡で見つけたさまざまなモチーフの「祈り」を通して、未来に向けた強いメッセージを伝えています。竹細工の形を色鮮やかに構成することにより、リズミカルな表現につなげています。
「ここは平根崎」
高知学芸高等学校
05-13s
【審査員評】
佐渡の海に、岩が連なって流れ込むような独特な景観を美しく表現しています。岩のダイナミックな動きと、木版画のやわらかい色彩で描かれた静かな海岸の雰囲気が時間の流れを感じさせています。
「 春近し 相川」
宮崎県立高鍋高等学校
05-14s
【審査員評】
佐渡、相川の美しい海岸に、おだやかな春が近づいている様子が良く表現されています。全体の描写がすばらしく、人物や舟がこれから始まる春と漁の雰囲気を伝えています。温もり、希望を感じさせる作品です。

第4回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2004年

新潟県知事賞

「ねしょ賛歌~新しい春~」
島根県立大社高等学校
04-01s
【審査員評】
椿を主体に遠景に町並みを配した流動的な構図と柔らかい色調が春らしい優しさを表現している。椿の幹にある三つの丸い物は石地蔵か、佐渡では石小法師(いしこぼし)と呼ばれている物だと思うが、一番うえの顔が不鮮明なのが惜しまれる。

佐渡市長賞

「佐渡夢中´04」
青森県立弘前工業高等学校
04-02s
【審査員評】
宿根木の防風のための「まがき」を画面の大部分に縦線で表わし、その隙間から見える建物のシルエットほぼ中央下に四角い出入口、その向うに石畳、奥の狭い露地が奥に続いている構図で安定した画面になっている。「まがき」の部分をもう少し強調した色で刷ればもっと立体感が出たと思われる。

佐渡版画村賞

「この景色に足跡を」
神奈川県立上溝南高等学校
04-03s
【審査員評】
大間発電所跡の風景。春の日差しをよく表現していて明るい画面に人物を配して風景画として暖かさをよく表現している。惜しむらくは道の部分の黒い彫り残しが目立ちすぎる。
「いただき佐渡」
大阪市立工芸高等学校
04-04s
【審査員評】
周囲を黒いカニのシルエットで囲みその中に道遊の割戸と水(海)、人物が描かれ内容が豊富な作品。カニのシルエットの上から重ねた色版は説明的になりすぎた。
「島の宝物」
山口県立防府商業高等学校
04-05s
【審査員評】
前景にオジイサンの肩車に乗った鬼の面を頭にかぶった子供、画面の大半に鬼を流れるような躍動感溢れる構成と色彩にハーモニーが感じられる。
残念なのはこの二つのモチーフが異質になってしまい画面が二分されてしまった。

審査員奨励賞

「現代へ続く栄華」
岩手県立盛岡第一高等学校
04-06s
「私たちの佐渡ー雪割り草の頃」
新潟県立新潟南高等学校
04-07s
「佐渡の夕日と岩ゆり」
新潟県立相川高等学校
04-08s
「梅香るころ」
埼玉県立深谷高等学校
04-09s
「佐渡とのかけはし」
東海大学付属翔洋高等学校
04-10s
「佐渡市誕生の時 ドキトキ」
大阪信愛女学院高等学校
04-11s
「伝承する佐渡魂」
兵庫県立香寺高等学校
04-12s
「遥かなる金北山」
高知学芸高等学校
04-13s
「尖閣湾に舞う」
福岡県立八幡中央高等学校
04-14s

第3回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2003年

新潟県知事賞

「佐渡の海に生きる」
神奈川県立上溝南高等学校
03-01s

相川町長賞

「舟隠し岩のおばあちゃん」
東海大学附属翔洋高等学校
03-02s

相川町商工会長賞

「佐渡で出会った」
埼玉県立深谷高等学校
03-03s
「 明日に吹く風・佐渡より」
島根県立大社高等学校
03-04s
「無名異の里」
佐賀県立伊万里養護学校
03-05s

審査員奨励賞

「ふる佐渡」
青森県立弘前高等学校
03-06s
「佐渡ロマン’03」
青森県立弘前工業高等学校
03-07s
「のろま方舟」
新潟県立佐渡高等学校
03-08s
「佐渡春へ」
大阪信愛女学院高等学校
03-09s
「 佐渡屋根伝い ~old to the new new to the old~」
兵庫県立小野高等学校
03-10s
「飛べ !! 干物」
兵庫県立香寺高等学校
03-11s
「佐渡は太陽」
鳥取県立倉吉東高等学校
03-12s
「姫津のおばあちゃん」
高知学芸高等学校
03-13s
「佐渡のぬくもり ~姫津の苫屋~」
宮崎県立高鍋高等学校
03-14s

第2回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2002年

新潟県知事賞

「佐渡は浮標(ブイ)」
大阪信愛女学院高等学校
02-01s

相川町長賞

「佐渡に生きづく」
島根県立松江東高等学校
02-02s

相川町商工会長賞

「佐渡の響」
日本大学豊山女子高等学校
02-03s
「トキの見た佐渡」
埼玉県立深谷高等学校
02-04s
「佐渡ロマン’02」
青森県立弘前工業高等学校
02-05s

審査員奨励賞

「ONDEKO」
北海道札幌新川高等学校
02-06s
「怒濤(ドトウ)」
青森県立弘前高等学校
02-07s
「美しき佐渡の宝」
国本学園国本女子中高等学校
02-08s
「ときにつつまれて」
神奈川県立上溝南高等学校
02-09s
「相川海の見える長坂」
新潟県立新潟南高等学校
02-10s
「トキトリオ」
新潟県立佐渡総合高等学校
02-11s
「佐渡からの贈り物」
兵庫県立香寺高等学校
02-12s
「踊る鬼太鼓」
山口県立光丘高等学校
02-13s
「佐渡の味堂」
佐賀県立武雄高等学校
02-14s

第1回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2001年

審査総評

3日間でこれだけレベルの高い作品ができたことに感動した。生徒それぞれの心に感じた佐渡がよく表現されている。

残雪の中、みぞれに吹かれて立つ野仏をスケッチしたり、資料館で土着の芸能を鑑賞したりの取材活動をする生徒たちに同行した。
それは、単なる観光地めぐりとは違ったものではあったが短時日の取材には無理もあり、大胆な切り込みはできないようであったが、選抜校のいずれもが徹夜に近い作業で、下絵一彫り一摺りの制作をこなしてできあがった作品は見ごたえがあった。

新潟県知事賞

「佐渡になった4人」
東海大学附属翔洋高等学校
01-01s
【審査員評】
尖閣湾の波を繊細でリアルに透明感たっぷりに表現し、作者の思いがこもった作品。

相川町長賞

「ときめくとき」
青森県立弘前高等学校
01-02s
【審査員評】
佐渡で飼育されるトキ、郷土芸能の能舞、佐渡の竹林をミックスした幻想的な作品。カラフルで躍動感にあふれている。

相川町商工会長賞

「佐渡の尖閣湾」
新潟県立相川高等学校
01-05s
「佐渡の魂」
大阪信愛女学院高等学校
01-03s
「佐渡物語」
佐賀県立武雄高等学校
01-04s

審査員奨励賞

「慈愛」
青森県立弘前工業高等学校
01-06s
「佐渡の玉手箱」
鳥取県立倉吉東高等学校
01-07s
「S@do Mixture」
神奈川県立上溝南高等学校
01-08s
「佐渡の神々」
新潟県立新潟高等学校
01-09s
「佐渡の喜怒哀楽」
兵庫県立津名高等学校
01-10s
「佐渡の舞」
兵庫県立香寺高等学校
01-11s
「始まり」
福井県立福井商業高等学校
01-12s
「宿根木イン佐渡」
宮崎県立高鍋高等学校
01-13s
「佐渡の華寺」
北海道札幌新川高等学校
01-14s
全国高等学校版画選手権大会作品フランスパリ日本文化会館展覧会
paris